PCCツアー in 福島県いわき市 #いわき市フジテレビ共同開催プレスツアー #料理人を繋ぐ

2018年2月20日~21日に開催されたフジテレビ企画「PCCツアー in 福島県いわき市」のレポート。

PCCとは、Pは生産者(producer)、Cは料理人(cook chef)と、皆様をつなぐ(connect)、頭文字を取ってPCC。

東京、神奈川の飲食関係者といわき市の生産者、飲食関係者といわき市の皆さまが繋がる旅。

いわきアフターサンシャイン博実行委員会、いわき市農業生産振興協議会主催、フジテレビ企画協力の旅になります。

 

出発の朝8時、東京鍛冶橋から東都観光さんのバスで出発です。

 

 

おやおや…?

まだ朝なのですが振る舞い酒が。

いわき市の地酒「又兵衛」を数種類試飲という名のもとに、がっつりと味わせていただきました。

これはかなりのお味ですよ。夜にまたゆっくりと味わいたいと思いましたねぇ。

 

 

あらあら…?続いてワインが出てきましたよ!まだ朝ですよ!

こちらのワインは「いわきワイナリー」のデラウェア。スッキリとしたお味でするするといってしまいますねぇ。

 

 

お酒のお供はもちろんいわき市の名産品です。

長久保食品の漬物と小川キノコ園のエリンギもいただきますよ~。

日本酒に合いまくりで午前中から陽気になってきてしまいました。

 

 

1日目のランチには、いわき市地元料理人の皆さまが、いわきの地元食材を使って腕を振るっていただけるそうで、スペシャルランチのメニューが発表されました。

なんという品数でしょう…!

東京から訪れる料理人といわき市の料理人の真剣勝負が繰り広げられるのでしょうか!?

しかし、朝から車中、かなりの日本酒、ワインが消費されているのですが大丈夫なのでしょうか(笑)

 

トマトのテーマパーク ワンダーファーム

 

途中、友部SAで休憩し最初の目的地「ワンダーファーム」に到着したのは11時過ぎ。休憩込みで余裕を持って約2.5時間ほどの道のりでした。

ワンダーファームではトマト収穫の見学とスペシャルランチをいただきます。

 

養液栽培温室で良い汗をかきながらご説明をいただきました。

 

心に重く残った説明があります。

「震災後首都圏への出荷がゼロになり、7年経って2割戻った。」

 

「7年経って2割」

 

驚きました…。

 

そして、感動しました。

 

「耕作放棄地だった景色の良いこの場所を残したかったし、震災以降、外で遊ぶ場所が少なくなった子どもたちのためにも…」

 

 

 

土日祝日には数種類のトマト刈りもできるそうです!

家族で美味しく楽しく過ごせますよ!

 

 

 

温室で良い感じに酔いが抜けてきた一行。

いわき市の料理人の皆さまにご用意いただいたスペシャルランチをいただきます。

通常ワンダーファームの森のキッチンは、トマトを使った料理を中心としたビュッフェを楽しめるようです。

 

 

スペシャルランチで腕を振るってくださった華正樓 吉野シェフ、桃飯房sone 曽根シェフ、ダイニングキッチン月海-Ruu- 今野シェフ。

そして、HAGIフランス料理 萩シェフ、La Stanza 北林シェフのお料理も。

 

 

ウェルカムスープとして、

華正樓 吉野シェフ 加茂農産のなめこをつかった「なめこ酸辣湯スープ」

大ぶりのなめこが入ったスープ。

 

 

前菜として、

ダイニングキッチン月海-Ruu- 今野シェフ いわき産メヒカリをつかった「目光真薯」

桃飯房sone 曽根シェフ ファーム白石の聖護院大根と加茂農産のなめこをつかった「聖護院大根となめこの春巻き」

 

 

La Stanza 北林シェフ ファーム白石の白菜・ブロッコリー・キャベツ・人参・大根・長ネギと小川きのこ園のエリンギをつかった「ファーム白石さんの野菜のマリネ」

メニューにはマリネとありましたが、お野菜本来の味を伝えたいと、塩とオリーブオイルのみで作っていただいたそうです。

瓶の裏にはメッセージが。真心に感動しました。

 

 

そしてメイン料理です。

華正樓 吉野シェフ あぶくまポークランドのいわき満州黒豚をつかった「いわき満州黒豚焼売」

 

 

ファーム白石の長兵衛(里芋)と草野グリーンファームの青葱をつかった「長兵衛の湯葉巻き 青葱ソース添え」

 

 

とまとランドいわきのアイコをつかった「アイコと海老のチリソース」

 

 

あぶくまポークランドのいわき満州黒豚をつかった「いわき満州黒豚叉焼」と、ダイニングキッチン月海-Ruu- 今野シェフ ファーム白石のキャベツの窯焼き添え

 

 

ダイニングキッチン月海-Ruu- 今野シェフ ファーム白石の長兵衛(里芋)をつかった「長兵衛グラタン」

 

 

上野台豊商店のさんまポーポー焼きと助川農園のトマトをつかった「さんまポーポー焼きとトマトのペンネ」

 

 

HAGIフランス料理 萩シェフ 草野畜産の黒毛和牛といわき産コシヒカリのブランド米いわきライキをつかった「黒毛和牛のカレーライス」

 

 

デザートです。

桃飯房sone 曽根シェフ ファームつばさのジャージーミルクをつかった「ジャージーミルクの杏仁豆腐」

 

 

ダイニングキッチン月海-Ruu- 今野シェフ 田人観光いちご園の苺と助川農園のトマトをつかった「苺とトマトの焼きピッツァ」

 

 

今野シェフの説明に耳を傾ける料理人の皆さま。

ファーム白石のキャベツの窯焼きでと出された塩に凄いこだわりが。

 

 

さすが料理人の皆さま、真剣に味わっています。

 

 

食に対する想いの強さを感じられる時間となりました。

 

 

ファーム白石

 

スペシャルランチで提供された多くの野菜は白石さんによるもの。

いわき野菜の美味しさは、いわき市の気候があってできることだそうです。

「いわきの土は凄い。旨い野菜が育つ。

自分はちょっとだけ野菜のお手伝いをしているだけ」

 

広大な畑に生命力みなぎる野菜が生き生きとしています。

 

 

白石さんと、ツアーにご参加されている料理人、飲食関係者の皆さまでパチリ。

 

 

 

 

草野グリーンファーム

水耕栽培で青葱を育てている草野さん。

葉ネギの水耕栽培をしているのはいわきで一軒のみなのだそう。

施設内でそのまま葉ネギを味あわせていただきましたが旨い!

スペシャルランチの青葱ソースも最高でした。

 

いわきワイナリー

「ゆったりとした時間の中で育まれるワインは、障がい者に向くはず…。」

 

この想いから、障がい者就労支援センターを運営するみどりの杜福祉会が、就労支援事業として、いわき市内でぶどうの栽培を行ってきたのだそうです。

 

 

梨のワインもあるそうです!

 

 

もうすぐ新しい施設ができるそうです。いわき市街を見渡せる景色の良い場所です。

きれいな景色と空気の中で美味しいいわきワイナリーのワインを試飲できるのでしょうか。

ワイン好きとしては楽しみでなりません!

 

JA福島さくら

 

JA福島さくらで農作物出荷の安全確認検査を見学させていただきました。

20秒ほど流水で洗った農作物も細かくみじん切りして検査機に入れて検査するそうです。

硬さのある農作物では大変でしょうね…。

 

 

こうやって食の安全を調査して消費者の方に安心していただいているのですね。

測定データなど、詳しい情報はいわき市の「魅せる課」のサイトで確認できるそうです。

http://misemasu-iwaki.jp/data/index.php

 

新舞子ハイツ

宿泊先は太平洋が一望できる新舞子ハイツです。

ファーム白石の白石さんの乾杯で歓迎懇親会が始まりました。

お食事がボリューム満点、豪華です!

あんこう鍋、ぶりしゃぶ、ステーキ、メヒカリの唐揚げやメヒカリの寿司まで!

配膳担当されていた方がとっても良くしてくださってお腹がはち切れそうなぐらい満腹になりました。

お部屋は広めの綺麗な和室で、大浴場もゆっくりできて癒やされました。

 

2日目朝

おはようございます。

いわきの朝、太平洋。

気持ちのよい風。癒やされます。

日の出を拝もうと屋上の展望台に。

雲の状態で残念ながら日の出は拝めませんでしたが雄大な太平洋に心が洗われましたよ…。

 

 

 

 

シーフードケーキ かねまん本舗

 

新舞子ハイツからすぐにある、蒲鉾の名店かねまん本舗です。

 

 

かねまん本舗の創作かまぼこはシーフードケーキと呼んでいるそうです。

数十種類もの創作かまぼこがどれも工夫をこらしてあって美味しい!

 

 

説明をうけるツアー参加の皆さま。

やはり安全安心について徹底されているそうです。

 

 

スモークされたものチーズ入りのもの、大変美味しく試食させていただき、ツアー参加の皆さまの多くはお土産に購入されていましたよ。

 

 

上野台豊商店

 

塩屋埼灯台から津波の被害が大きかった地域を巡って上野台豊商店さんへ。

 

 

上野台豊商店さんでは工場見学と、メヒカリとさんまのポーポー焼き、さんまのみりん干しを試食させていただきました。

 

 

あまりの旨さに一同ランチ前にも関わらず本気食いでした!

 

 

僕もいっぱいお土産購入させていただきました!

 

小名浜魚市場

 

続いて、小名浜魚市場で市場見学とモニタリング検査施設の見学をさせていただきます。

 

 

いわきの水産物は「常磐もの」と呼ぶそうです。

親潮と黒潮が交わる場所で質のいい魚がたくさん獲れるいわき市。

しかし震災以降7年経過してもなお、漁業関係者には大きな影響が…。

 

さかな食堂ウロコジュウ

 

ランチは揚げたての天麩羅と海鮮丼。

ふわっふわの天麩羅、常磐ものの白身は天麩羅にすると抜群。

なかなかの日本酒も取り揃えているようで、これは夜も楽しみなお店ですよ!

 

海神(わだつみ)

 

 

続いてはこだわりの干物を作られている海神さんで工場見学です。

 

 

専務の真木さん。若い人には特に干物を食べることが減っているそう。

そこでメーカーと協力して新商品開発なども行っていて、こちらはひとり鍋ができる干物。

袋の中身の干物と出汁、水とお好みの野菜などを鍋で火をかければ完成と、簡単に美味しい魚鍋が楽しめます。

 

こちらは代表の石井さん。

お二人とも熱い職人気質を感じられる説明をいただきました。

 

 

助川農園

 

続いて親バカトマトの助川農園さんを見学します。

 

 

大玉のトマトは「ごほうび」という品種を使用されているそうです。

特別栽培農産物に認証されていて減農薬栽培をされているそう。

初日のスペシャルランチで腕を振るってくださった今野シェフが助川農園さんのトマトを使った特製スープを振る舞ってくださいました。

これが驚きの美味しさで、ツアー参加者一同何度もお代わりしておりました!

 

加茂農産

 

ツアー最後はなめこ一筋40年の加茂農産の見学です。

ツアーに参加されている、饗 くろ喜の大将も加茂農産のなめこでなめこそばを提供されているそうです。

 

 

加茂農産のなめこは大きく食べごたえがあって味が強いのです。

 

 

各種商品やなめこの調理法までご案内いただきました。

 

 

美味しい試食も!とっても可愛い売り子さんも!あまりの商売上手に将来が楽しみでなりません(^^)

 

 

なめこが育つ施設を見学させていただきました。

すごい量です!加茂農産のこだわりなめこは、桜のオガ粉などが主原料だそうです。

じっくりゆっくり育てて、そして美味しさの秘密は「2番なめこ」。

加茂農産では収穫した同じ培地からもう一度なめこを育てるそうです。

 

 

なめこ栽培キットを購入させていただきました!

2番なめこは取れるかな?

 

 

 

お疲れ様でした!

そして帰路へ。

20:30頃無事に東京駅に到着しました。

この旅を実現されて取り仕切ってくれた海老原夫妻に感謝!

いわき市の皆さまに感謝!

ツアー参加者の皆さまに感謝!

素晴らしい運転をしてくださったドライバーさんに感謝!

 

感謝ばかりです。

 

「都内の料理人といわき市の生産者、料理人の方と交流して絆をつくる」というツアーの目的は達成されていたと思います。

 

これからも繋がっていきましょう!

当日の模様がTV放送されました!

 

ツアーに同行されていた福島テレビさんの放送は以下のURLからご覧になれます。

 

http://www.fnn-news.com/localtime/fukushima/detail.html?id=FNNL00059885

Twitterのまとめページです!

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各情報のリンク先です。

 

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かねまん本舗

上野台豊商店

小名浜魚市場

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さかなや屋食堂ウロコジュウ

わだつみ

助川農園

加茂農産

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