2019年7月27日(土)、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで、ラグビーワールドカップ2019の前哨戦でもありテストケースにもなったパシフィック・ネーションズカップが開催されました!日本代表は強豪フィジー代表に快勝!!釜石鵜住居復興スタジアムに勝利の記録を刻んでくれました!ここでは当日の記録、本番のラグビーワールドカップ2019に向けて思ったことなどをまとめたいと思います。
はじめに、
フィジー代表に勝利した日本代表、素晴らしいラグビーでした。
それを支えた、関係各位、ボランティアの皆様、大変お疲れ様でした!
皆様のおかげで、素晴らしい試合観戦となりました!
仮設席を利用したはじめての大きな試合、ラグビーワールドカップ2019のテストケースとして、様々な課題も見つかったと思います。
ラグビーワールドカップ2019の成功に向けて、気がついたことをまとめていきたいと思います。
時間があるならファンゾーンは絶対行くべき!
この日、試合当日、釜石市民ホールTETTOでラグビーファンゾーンが開催されました。
先着でもらえるラグビートートバッグ効果か、オープニングトークショーやパブリックビューイングの席取りでしょうか、10時からのオープンになんと行列ができていました!
こちらが先着で配布されたトートバッグです。
今まで配布されていたものとは異なるジーパン布地のようなトートバッグでカッコいいです!
釜石市民ホールTETTO内のステージ、パブリックビューイングエリアはすぐに席が埋まっていました。
こんなに綺麗で荘厳なステージがあるなんて!
綺麗な歌声が響いてましたよ~
子どもも大人も楽しめるアトラクションがたくさんありました。
様々な展示物も、これから試合が始まるまで、気分を高めてくれます。
飲食物も豊富にありました。
もちろん午前中からみんなハイネケン!
この日、梅雨寒から一転、夏らしい暑さの一日だったため、ハイネケンで喉の潤す人は最高に美味しい顔をしていましたね。
ファンゾーンにおける注意点
持ち物チェックがありました
ファンゾーンに入る際に持ち物チェックがありました。
飲食物など持ち込み不可のものがあるようです。そのような情報は事前に見当たりませんでした。どこかに掲載されていたらスイマセン。
スタジアムほど厳重では無さそうですが注意してください。
ファンゾーンには自力で
ラグビーワールドカップ当日は、ファンゾーンのある釜石市民ホールTETTOから釜石鵜住居復興スタジアムへのシャトルバスがありますが、例えば、釜石駅から釜石市民ホールTETTOへの交通は自力となります。
釜石駅から徒歩で10分程の距離がありますのでご注意ください。
自家用車で観戦に来られる方は、近隣に有料駐車場があります。
時間にもよると思いますが、パシフィック・ネーションズカップでのファンゾーン開催時では有料駐車場に空きはありました。
釜石鵜住居復興スタジアムへは鉄道やバスで
釜石鵜住居復興スタジアムへは、最寄りの駅、三陸鉄道鵜住居駅から徒歩か、各種バスを利用します。
今回、パーク&ライド駐車場を利用してみたのでご案内させていただきます。
パーク&ライド駐車場は大槌町内、遠野市内、釜石市平田地区に自家用車を駐車し、スタジアム行きのバスに乗り換える手段です。
今回は大槌からのパーク&ライドをチョイス。その理由はスタジアム行きのバス乗車時間が一番短かったためです。約10~15分でスタジアムまで到着します。
指定された大槌の臨時駐車場からバス乗車場までは徒歩で5分ほどにある文化交流センター(おしゃっち)でした。
バス待ちの人が結構並んでいました。時間が掛かるのでは…と不安がありましたが、スムーズに乗車することができました。
待合場所も屋根があるので雨が降っても安心です。
すぐそばにコンビニエンスストアもありました。しかし、スタジアムには飲食物持ち込み不可ですので注意してください。
一般的な路線バスを想像していたのですが、大型観光バスでの移動となりました。みんな余裕を持って座ってスタジアムまで向かえます。これは有り難かったです。
特に大きな渋滞などなくスタジアムに到着しました。
バス乗車場からスタジアムまでは徒歩10分ほどでしょうか。途中で給水スペースがありました。ミスト扇風機が一箇所ありました。有り難いですね。
途中、別方向からの列とのスタジアム入り口の混雑具合で、一度だけ待機する時間がありましたが、比較的スムーズでした。
スタジアムへの入場、手荷物検査などの感想は最後にまとめまして、まずはスタジアム入場後の話です。
こちらはスタジアム入場後、右側にあるイベント・売店スペースです。
列の最後尾などを伝えるスタッフや売店呼び込みのスタッフは、地元の高校生などのアルバイトでしょうか、ボランティアなのでしょうか、暑い中とても頑張っていました。
しかしこの大混雑。子連れでは売店でものを購入することは厳しい状況でした。
釜石鵜住居復興スタジアムはフリースペースに芝生が多いので、芝生に座って待機できるのは良いですね。レジャーシートがあると良さそうです。
この日、有り難くも猛暑!ドリンクやかき氷は長蛇の列となりました。
かき氷は早々に売り切れ、各種ドリンクも試合終了時には売り切れが多く、ラグビーといえばアフターマッチファンクションですが、観客たちは満足の行くアフターマッチファンクションはできなかったかもしれません。
帰りのパーク&ライド(大槌町)は大きな混乱はなく、比較的スムーズだったと思います。
ボランティアの皆様、心温まる運営を誠にありがとうございました!
ボランティアの皆様、暑い中、くたくたになりながらも、帰りには列を作ってくれてのハイタッチ。子どもたちが喜んでいました。
救護室にいたボランティアの方は、子どもたちに氷袋を持ってきてくれました。
「もらってない!」という方もいらっしゃると思いますが、タイミングの問題でございますのでご容赦いただけると幸いです…。
入場時のトラブルについて
とにかくみんな頑張っていたので、苦情みたいな発言になってしまったら不本意なのですが、ラグビーワールドカップの成功に向けて、同じようなトラブルを防ぐために、発生したトラブルをしっかりとまとめておきたいと思います。
パーク&ライド駐車場に車を停めて、バス乗車場に向かう時でした。
駐車場のスタッフから以下のような発言がありました。
「(スタッフ)会場ではすでに飲食物が売り切れたそうです。ですので、バス乗車場の隣にコンビニエンスストアがあるので飲食物を買っていってください」
「(私)え!?もう!?じゃぁペットボトルも大丈夫なんですか?」
「(スタッフ)大丈夫です」
驚きましたが、コンビニエンスストアでは、他にも同じように言われた人たちが飲食物を購入しています。
コンビニエンスストアの店員さんも「もう現地では飲食物売り切れたんですって。本来は持ち込み不可だったけど大丈夫になったみたいですよ」と。
という流れから疑いも無く飲食物を購入してバスに乗り込みました。
スタジアムに到着して、入場の列に並ぶ前に誘導しているスタッフが「飲食物持ち込みは一切不可でーす!」と繰り返し声を出していたので事情を話しましたが、そんな話は無く、本来通り持ち込み不可とのこと。
駐車場スタッフに話を聞いて飲食物を購入した人は皆さん、待機列中に食べ飲みするか廃棄するかとなってしまいました。
情報伝達がうまくいかないのはよくあることです。
国際的はイベントでの厳重な手荷物チェック・持ち込み不可も重々承知しています。
しかし、「会場ではすでに飲食物が売り切れているので、買っていってください。」と言われて、それを廃棄してください。というのは、さすがに承知できない話でありました。
あとから気がついたのですが、「会場ではすでに飲食物が売り切れているので、買っていってください。」と言われた時間は、開場するかしないかの時間帯だったんですよね。それってどういうことなのでしょうか…。ちょっと気になってしまいました。
「危険防止のため飲食物持ち込み不可、スタジアム内で豊富に用意があるから、スタジアム内で調達してください。」というのは理解できますが、今回は炎天下のなか、購入するまでが大変。そして、購入が前提だと飲み物を飲みたい時に手元にすぐには無い。という状況なわけです。これでは観戦中に、または喉が渇いたときに喉の潤すことができないですよね。その結果、気分が悪くなって運ばれる人も多かったですよね。
ここは大いに改善していただきたい部分だなと思いました。
厳しい言い方になってしまいますが、「こんななら、もうラグビーワールドカップ観戦、いいかな…」と思われてしまうこともあると思います。
今回のパシフィック・ネーションズカップは日本代表戦でしたから、まだそこで大きいアドバンテージがありますが、本番はそうではないですから…。
その他、細かい点では、前に並んでいた方、スプレータイプの日焼け止めにNGが出ていました。
これは「缶」だからでしょうか。それであれば持ち込み不可の書かれていたので仕方ありません。
廃棄するか持ち帰るか。といっても、持ち帰れませんので廃棄するしかありません。
そしてスティックタイプの虫刺されの薬。これは、その場で塗ってOKが出ていました。
スタジアム内給水所は、いろはすを紙コップに入れたものを配っていました。行列はできますが、紙コップを取っていくだけなので回転は早かったです。
オフィシャルで途中からステンレスボトルがOKになったり、水筒がOKになったり、でも材質は…みたいなところ、本番のラグビーワールドカップでは事前にしっかりと決めて大きく告知していただければ、ここはクリアできる問題なのかなと思います。
あと、飲み物を持っている人は入り口で廃棄ではなくて、運営側が用意する紙コップなどに移し替えで良いんじゃないですかね…。
そして売店の場所やオペレーションもしっかりと今回のテストケースを精査して、ラグビーワールドカップの本番には海外から来られるラグビーファンの皆様に満足いただけるような運営をしていただけたらと切に願います。
他のホストタウンのスタッフも視察に訪れていました。今回のパシフィック・ネーションズカップ釜石鵜住居復興スタジアム開催をテストケースに、より良い観戦環境の運営をよろしくお願いしたいと思います。
試合、選手、運営スタッフ、ボランティアの皆様は本当に素晴らしかったです
素晴らしいスタジアム。雰囲気。
専用グラウンドだけあって、選手たちが近く、掛け声も聞こえます。
自然と一体となったスタジアム。
日本代表、やってくれました。
この地での勝利。感動しかありません。
素晴らしい一日をありがとうございました!