治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ 高山 知朗
株式会社オーシャンブリッジ高山さんの2度にわたる癌の闘病記。
私の尊敬するラガーマンが今まさに癌と戦っていて、先日お誘いいただいたモダフルナイト2016で高山さんが本を紹介されていたので、何かヒントになるものはないかと、早速注文して読ませていただきました。
第一章から第二章に進むにつれ壮絶になる闘病記に、読んでいて辛く、「自分が同じ立場だったら…」「何も出来ずに、何もしてあげられずに癌で亡くなった父だったら…」「いま癌と戦っているラガーマンだったら…」と照らし合わせて涙しながら読みました。
「娘の二十歳の誕生日においしいお酒で乾杯してお祝いする(のちに、娘の二十歳の誕生日に、娘と妻と一緒に。となります)」という目標を達成するために力強く生き抜いて、生きることを勝ち抜いた高山さんなのですが、もし自分が癌と戦うことになったとき、私も妻子がいて、もちろん妻子とずっと、できるだけ一緒にいたいから、それを目標にして戦うのでしょうけど、高山さんのようにここまで強く戦い抜けるのか…正直自信がありません。
父の闘病も見てきたこともあり、その辛さは多少理解しているのでなおさらです。
しかし、「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を読むことができたことで、戦い抜けそうにも思います。
第三章では、高山さんの癌と戦った経験から、患者としてどうあるべきか、何をすべきか、どのような思考を持つべきが書かれてます。
癌が身近にない人にもとても良い本で、強い気持ちやポジティブな思考について勉強になります。
私もいつか癌になるのだろうと思いながら読んでいたのですが、それはよくない思考だったようです。
思考は現実化するし、ネガティブは思考は良い事がひとつもないですね。
この本をいま癌と戦っているラガーマンに御土産として持っていくか、ご家族の方に持っていくかは、まだ私の中で判断がつかないのですが、私自身は読めて良かったと心から思います。
さぁ体調も良くなってきたし、はやく御見舞にいかないと!
2019年ラグビーワールドカップを一緒に観戦するという約束を達成しましょう!
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