ECサイトはもうWooCommerceで良いんじゃない？

WooCommerceのコアコントリビューターで日本語翻訳編集者である、職人工房の田中昌平さんによる「WordPressとWooCommereceによるECサイト構築」についてお話を聞いてきました。

備忘録がてら、ざっとおさらいします。

WordPressやっている人ならWooCommerceってよく聞くことがあると思います。

でも実際WooCommerceでECサイト作ろうと思ってもですよ、なかなかドキュメントが無いので躊躇してしまうのですよね。

WooCommerceのドキュメントが無いというのは実際は正しくなくて、WooCommerceの英語ドキュメントはたくさんあるのです。でも、WooCommerceの日本語ドキュメントはとても少ない。だからなかなかね…「いいやWelcartで」とか「EC-CUBEなら間違いないでしょ」となってしまいがちです。

でも日本でもWooCommerceの利用者は増えてきているそうです。
日本では昨年は2,000、今年は4,000いくかも、来年は8,000行くんじゃないかと、毎年倍々で利用サイトが増えているそうです。

物理的なモノ、デジタルデータ、サービス、すべてのECを簡単に構築できます。

WooCommerceとセキュリティ

田中さんが一番強く言っていたことが「セキュリティ」の部分。

田中さんはもともと月商2.5億円ものECサイトを業務全般運営、そして経営されていたのでECサイトの表も裏も知り尽くしてる方なのです。

だからこそ、ECサイトにとって大変重要は「セキュリティ」について強く意識をされておりました。

たとえば、EC-CUBEなどでECサイトを制作した方には解ると思うのですが、カスタマイズがとても大変なうえに、セキュリティホールを解決するのもかなり手間がかかるのです。

WooCommerce自体は単純にWordPressのプラグインなので、基本的にWordPressのセキュリティ対策がWooCommerceのセキュリティ対策になります。

今日もWordPressでバージョンアップがありましたよね。そんな感じでセキュリティ対策を図れるのがWooCommerceの良いところ。

WooCommerceとデザインと機能

上記の通り、WooCommerceはWordPressのプラグインなのです。

WordPressのプラグインなので、WordPressのプラグインで出来ることはなんでも出来てしまう。ということです。

もうこのあたりで、「まじか、WooCommerce使うか！」という気持ちになっていませんか？（笑）

そうなんです。きっと英語ドキュメントばかりでとっつきにくいと思っていたWooCommerce、実は全然とっつきにくいものでは無いのでした。

WordPressのフックは使えるし、既存の各種プラグインとの併用も可能ですよ。
WooCommerceの機能拡張プラグインも世界中に数百もあるそうです。
定期購入を導入するプラグインが人気らしいですよ。
定期購入サービスのあるECサイトをプラグインをぽんとインストールするだけで構築できるなんて！

楽天やZOZOであるような、あんな機能やこんな機能もだいたい見つかるそうです。

デザインもですね、各種ECのパッケージやASPですと、きっとデザインに妥協が入ると思うんです。どうしてもイジれない場所がありますから。
しつこいですが、WooCommerceはWordPressのプラグイン。デザインも単純にWordPressのテーマなんですよ！
だから商品ごとに特化したランディングページなんかも簡単に作れてしまいますよね。

もうここまで聞いたら「EC、WooCommerceでやらなくてなにでやるの？」って感じになりませんか（笑

商品ごとにアップセル・クロスセルの関連商品を設定できたりといろいろ面白いです。

時間や予算が無ければ、とりあえずデフォルトではいっている「ストアフロント」というテーマをそのまま使うのでも十分ECサイトとして機能します。

WordPressインストールして、プラグインインストールでWooCommerceをインストールするだけ。です。